婚約指輪の由来

婚約指輪の歴史は古代エジプト時代の象形文字にまで遡ります。
円の形は「永遠に途切れないもの」の象徴として当時は結婚を意味していたみたいです。それから時がたち、紀元前3世紀頃には既に男性が女性に対し婚約の証を贈るという習慣ができ、当初は妻をお金で買った契約の印として新郎から新婦の父に指輪が渡されていました。その後、約束を果たす誓いの証として、お互いに鉄の輪を着ける習慣が成立していたそうです。
初期の婚約指輪は鉄製で後に金製で作られるようになり、時代の流れとともに装飾されるようになり、今ではダイヤモンドが永遠・無垢という意味を込めて愛の証として用いられるようになりました。その習慣が徐々に定着していき現代に至ります。

2010年、英王室のウィリアム王子とキャサリン妃の婚約が発表されました。その時キャサリン妃がウィリアム王子から贈られた婚約指輪が下の写真です。故ダイアナ元妃の形見の指輪だったのです。



1981年、チャールズ皇太子が故ダイアナ元妃に贈ったサファイアのエンゲージリングで、当時は4万8500ドル(約650万円)と言われていました。一説にはダイアナ元妃自身が選んだ指輪で非常にお気に入りのジュエリーだったようです。しかしサンデー・エクスプレス紙によりますと、その後は17万3000ドル(約2300万円)に価格が高騰。キャサリン妃の婚約指輪となった後は、何と51万ドル(約6800万円)にまで価値が跳ね上がったということです。
お金の話を抜きにして、このサファイア素敵ですよね。

次回は結婚指輪の由来について話します。