6月の誕生石『アレキサンドライト』

2021年12月に、日本の誕生石が改定されたことをご存知ですか?
新しく追加された10個の宝石の中に、6月の誕生石『アレキサンドライト』があります。

アレキサンドライトは、光の加減によって色を変える大変珍しい宝石です。昼の太陽光や蛍光灯のもとでは青みがかった緑色、夜のろうそくやランプのもとでは紫がかった赤色を放ちます。このように昼と夜で色を変えるため、昼のエメラルド・夜のルビーと例えられることもあります。

アレキサンドライトは、1830年にロシアのウラル山脈のエメラルド鉱山で初めて発掘されました。発掘された当初は“深い緑色”を放っており、エメラルドだと思われていましたが、暗い場所でろうそくの火に灯すと“深いワインレッド”に色を変えたため、大変貴重な石であるとされて注目を浴びました。当時のロシアの皇帝に献上された日が、皇太子アレキサンドル2世の誕生日であったことから、『アレキサンドライト』と名付けられました。

 アレキサンドライトの石言葉・・・「秘めた思い」「情熱」「誕生」「高貴」